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2017/07/14

<週間ダイジェスト>7月6日~7月12日

12日■正義党新代表に李貞味首席副代表

 革新系野党「正義党」の新代表に労働運動家出身の李貞味・院内首席副代表(51)が選ばれた。李氏は党の選挙で、56%の得票率で新代表に選出された。李氏は、「選挙制度の改革を通じて来年の地方選挙で勝利し、2020年に第1野党になることを目指す」と語った。また「女性、非正規労働者、若者、農家、性的少数者などの階層を正義党の主役、韓国政治の主役にしなければならない」と強調した。

11日■外交部長官、九州豪雨にお見舞い

 外交部の趙俊赫報道官は定例会見で、豪雨により九州北部で大きな被害が出たことを受け、康京和長官が岸田文雄外相にお見舞いのメッセージを送ったと明らかにした。趙報道官は「康長官は犠牲となった方々の遺族や負傷者に深い哀悼と慰労の意を表し、災害が早期に収まり、被災地の住民が一日も早く日常を取り戻せることを願うとのメッセージを伝えた」と述べた。

10日■国際機関通じた人道支援再開検討

 統一部の李徳行報道官は定例会見で、国連児童基金(ユニセフ)や世界食糧計画(WFP)など国際機関から北朝鮮に対する人道面の援助供与を要請されているとしながら、「透明性や(分配状況などの)モニタリングなどを条件に検討中だ」と述べた。人道的北朝鮮支援は、昨年1月に北朝鮮が4回目核実験を実施した後、中断している。李報道官は「北の乳幼児や妊婦など弱者を対象にした国際機関による栄養支援と保健医療事業に関し統一部では支援の必要性を検討し続けてきた」と説明した。

9日■光州市長が北九州市訪問、交流議論

 光州市の尹壮鉉市長が訪日し、北九州市の北橋健治市長と定期航空便の就航などについて議論した。光州市によると、尹市長は北橋市長との面談でまず、福岡、大分両県を襲った九州豪雨での被害に対しお見舞いの気持ちを伝えた。両市長は光州市に近い全羅南道・務安空港と北九州空港を結ぶ定期航空便の就航を実現させ、人とモノの交流活性化、観光客の呼び込みなどを図る方策を話し合った。両市の交流を深めるため、面談では覚書(MOU)締結の関係から姉妹都市への格上げも議題になった。

8日■韓国人の幸福度、4年ぶりの上昇へ

 16年現在、韓国国民が感じる幸せな気持ちは、10点満点で5・97点に上り、4年ぶりに上昇した。韓国保健社会研究院によると、韓国国民が感じる幸福度を10点満点で表した点数は、12年は6点、13年5・96点、14年5・8点、15年5・78点など毎年下落していたが、16年は5・97点に上昇したという。評価項目のなかで、「困った時には周りから助けられると思う」と答えた人の割合で計る「社会的な支持」、社会福祉機関などへの寄付額で計る「寛大性」の評価は15年に比べて好転した。

7日■文大統領の支持率、3㌽上昇の83%

 調査会社の韓国ギャラップが発表した世論調査結果によると、文在寅大統領の支持率は83%で、前週に比べ3㌽上昇した。2週連続の80%台。不支持率は9%で、前週から4㌽低下した。政党の支持率は、与党「共に民主党」が50%で最も高い。野党は保守系最大の「自由韓国党」が10%、保守系「正しい政党」が8%、少数党「正義党」が6%だった。中道系「国民の党」は4%にとどまった。

6日■フィリピン避難民に10万㌦支援

 外交部は、フィリピン南部ミンダナオ島のマラウイで、フィリピン政府軍とイスラム武装勢力による激しい戦闘が1カ月以上にわたり続いていることを受け、同地域から避難した住民のために、フィリピン赤十字社を通じて10万㌦(約1100万円)を支援すると発表した。伝染病予防につながる避難所の簡易トイレやシャワーの設置、飲食料の提供などに充てられる。