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2017/09/22

<週間ダイジェスト>9月14日~9月20日

20日■トランプ演説「北への圧力示した」

 トランプ米大統領が国連総会の一般討論演説で、「米国と同盟国を守ることを迫られれば北朝鮮を完全に破壊する以外の選択はない」と言及したことについて、青瓦台(大統領府)の朴洙賢報道官は「米国が北の挑発に対し最大限の制裁と圧力を加えるという立場を再確認したもの」と評した。朴氏は「米政府がこの問題をどれほど深刻にとらえているかをみせた」との認識を示した。また、韓米両国はこれまでと同様に緊密な連携と協議を続けていくとした。

19日■文大統領、国連事務総長と意見交換

 国連総会に出席するため米ニューヨークを訪れた文在寅大統領が、国連のグテレス事務総長と会談し、韓半島問題の解決に向けた協力策などについて意見を交わした。文大統領は、「11日に国連安全保障理事会が北に対する制裁決議を異例の速さで、全会一致で採択したことを高く評価する」とし、決議の履行において国際社会が団結する必要性を強調した。

18日■米爆撃機2機、北朝鮮付近まで飛行

 韓国政府の消息筋は、米軍の戦略兵器である最新鋭ステルスF35B戦闘機4機とB1B戦略爆撃機2機が韓半島に同時展開され、江原道・太白の射撃場で爆撃訓練を実施したと明らかにした。訓練は北朝鮮の6回目の核実験や中距離弾道ミサイル「火星12」発射に対抗する武力示威として行われた。米軍機は韓国空軍の主力戦闘機F15K(4機)と合同訓練を実施した。北朝鮮が3日に核実験を行って以降、米軍が戦略兵器を韓半島に展開したのは初めて。

17日■北の平昌五輪参加「引き続き議論」

 李洛淵・国務総理は、北朝鮮の張雄・国際オリンピック委員会(IOC)委員が「政治と五輪は別」と言及したことを紹介し、来年開催の平昌冬季五輪への北朝鮮の参加について「引き続き議論されると思う」と期待を示した。張氏はIOCの専門テレビ「五輪チャンネル」のインタビューで「政治と五輪は別問題だ」とし、「平昌五輪で大きな問題が起こるとは考えていない」と述べた。韓国政府や組織委員会は平昌五輪・パラリンピックを「平和の五輪」にしたい考えで、北朝鮮の参加に期待を寄せている。

16日■国連安保理、北ミサイル発射非難

 国連安全保障理事会は非公開の緊急会合を開き、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する報道声明を全会一致で採択した。報道声明では、北が弾道ミサイルを発射したことを「非常に挑発的」だと非難。挑発行為をすぐにやめるよう求めた。新たな制裁への言及はなかったが、北朝鮮の6回目核実験を受けて11日に採択した追加決議を含めた制裁について、「完全かつ迅速に履行しなければならない」とした。

15日■文大統領、北ミサイルでNSC開催

 文在寅大統領は、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて青瓦台(大統領府)で国家安全保障会議(NSC)全体会議を開き、「北による追加挑発の可能性が高い」とした上で、北朝鮮による6回目の核実験を受け国連安全保障理事会が先ごろ採択した北朝鮮制裁決議が徹底して履行されるよう「あらゆる力を集中させるように」と指示した。

14日■核開発・戦術核再配備に反対表明

 文在寅大統領は、青瓦台(大統領府)で米CNNテレビのインタビューに応じ、高度化する北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対抗するため韓国で核武装論が高まっていることに関連し、「北の核に核で対抗すれば南北間の平和が維持されるのは難しい」と述べ、「韓国の独自の核開発や戦術核の再配備には同意しない」との立場を示した。また「(韓国の核保有は)北東アジア全体の核競争を触発し、北東アジアの平和と安定を阻害する」と強調した。