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2017/10/06

<週間ダイジェスト>9月28日~10月4日

4日■文大統領、トランプ大統領に哀悼の意

 文在寅大統領は、米ネバダ州ラスベガスでの銃乱射事件を受け、トランプ米大統領に哀悼の意を伝えるメッセージを送った。文大統領はメッセージで「悲劇的な銃撃事件で多くの人々が犠牲になったことに対し、深い哀悼の意を表する」とした上で「罪のない人々の命を奪う暴力行為はいかなる理由があっても許されず、糾弾されるべきだ」と強調した。

3日■李洛淵国務総理、開天節であいさつ

 韓国の建国記念日にあたる開天節を迎え、ソウルの世宗文化会館では、李洛淵・国務総理ら政府関係者や市民約3000人あまりが参加して記念行事が行われた。李国務総理は「私たちが切り開くべき新しい世界は、平和な韓半島だ。韓半島での平和の定着は、私たちが人類に捧げることのできる最も大きな貢献だ」と述べた。

2日■文大統領の支持率上昇して67・7%

 韓国世論調査会社のリアルメーターが発表した文在寅大統領の支持率は、前週に比べ2・1㌽上昇した67・7%となった。4週連続で下落していたが、上昇に転じた。不支持率は26・0%だった。リアルメーターは「青瓦台(大統領府)での与野党代表との会合推進が一部で肯定的な影響を及ぼしたことで、上昇傾向を見せたとみられる」と分析した。文大統領は先月27日、青瓦台で与野党4党の代表と会合し、韓半島の緊張緩和に向けて与野党と政府が常設の協議体を設置し安保問題に超党派で対応することで一致。4党代表と安保に関する共同声明を発表した。

1日■政府、北フィギュアの五輪出場歓迎

 青瓦台(大統領府)は、北朝鮮が来年韓国で開催される平昌冬季五輪のフィギュアスケートペアの出場枠を獲得したことについて歓迎する立場を示した。平昌五輪最終予選を兼ねてドイツ・オーベルストドルフで29日に行われたネーベルホルン杯で、ペアでショートプログラム(SP)5位の北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組がフリーで6位の119・90点をマークし、合計180・09点で総合6位となり五輪切符を手にした。

30日■中国内の北朝鮮レストラン、閉鎖へ

 中国が北朝鮮に対する制裁を強化したことを受け、中国商務部が自国内の北朝鮮企業の閉鎖措置を発表した。商務部は、北朝鮮の6回目の核実験後に通過した国連安全保障理事会の決議により、中国内の北朝鮮が設立した合作、合資、外資(独自企業)は120日内に閉鎖しなければならないと明らかにした。北朝鮮レストランの企業が中国で経営する形態は、ほとんどが資本を投資せず労働力などで埋める合作だ。

29日■弊害清算、李元大統領「国益損ねる」

 李明博・元大統領は、文在寅政権が過去の政権の積弊、旧体制の弊害を清算する作業を進めていることについて、「こうした時代に逆行する試みは国益を損ねるだけでなく、成功もしない」と批判した。李元大統領は、「安全保障をめぐる状況が厳しく、経済が悪化している時期に、積弊清算という美名の下で起きている事態を見守っている」と不快感を示した。李元大統領の発言について大統領府は「言及する内容はない」とした。

28日■メキシコ地震、韓国1億円超支援

 政府は、メキシコで発生した大地震の被害者支援と復旧のため、メキシコ政府に100万㌦(1億1300万円)を支援する。全飛虎・駐メキシコ韓国大使は、「今回の支援決定は、文在寅大統領が21日に国連総会の一般討論演説で韓国国民と政府を代表して被災したメキシコ国民にお見舞いの言葉を伝えたことに続く措置であり、韓国政府のメキシコ国民に対する連帯感を形にしたものだ」と述べた。メキシコに進出している韓国企業も支援に参加する。