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2018/09/14

<週間ダイジェスト>9月6日~9月12日

12日■プーチン氏「韓国はパートナー」

 ロシアのプーチン大統領は、李洛淵・国務総理との会談で、「韓国は極めて重要で有望なパートナーだ。両国関係の発展に満足している。あらゆる分野で進展している」と述べた。李総理は国際会議「東方経済フォーラム」に出席するため極東ウラジオストクを訪問した。プーチン大統領は文在寅大統領が昨年のフォーラムで提案した構想「九つの橋」について、「具体的なプロジェクトを模索している」と紹介した。

11日■康京和外相が米特別代表と会談

 康京和・外交部長官は、訪韓した米国のビーガン北朝鮮担当特別代表とソウルの外交部で会談し、南北関係の進展や今月5日の韓国大統領特使の訪朝結果などについて意見を交わした。同部によると、康氏は韓半島情勢の進展により韓国と北朝鮮、米国の首脳が合意した完全な非核化と韓半島における平和定着が達成されるよう、積極的な役割を果たしてほしいと求めた。

10日■徐院長、安倍首相に訪朝結果説明

 文在寅大統領の特使団の一員として5日に北朝鮮を訪問した情報機関、国家情報院の徐薫院長が、安倍晋三首相に訪朝結果を説明した。安倍首相は冒頭、徐氏が訪朝から間もないうちに日本を訪問したことに対して謝意を示し、文在寅政権発足後、両国関係がこれほど緊密になったことを世界に知らせる良い機会だと述べた。徐氏は、今年3月の訪朝直後にも日本を訪問して安倍首相に結果を説明したほか、4月の南北首脳会談の直後にも訪日している。

9日■北朝鮮が建国70周年でマスゲーム

 北朝鮮は建国70年記念日を迎え、平壌市内の競技場でマスゲーム「輝く祖国」の開幕公演を行った。金正恩・国務委員長(朝鮮労働党委員長)、李雪主夫人と共に、中国共産党序列3位の栗戦書・全国人民代表大会(全人代)常務委員長、ロシアのナンバー3とされるマトビエンコ上院議長らも公演を観覧した。

8日■青瓦台から国民へ秋夕の贈り物

 大統領府が今月末の秋夕(旧盆)を前に、国に貢献した人や社会的な配慮が必要なおよそ1万人の国民に贈る贈り物を公開した。贈り物は、済州島の粟もちの酒、鬱陵島のシラヤマギク、莞島のカタクチイワシなど、韓国の島の特産物だ。大統領府は、「内陸地方では良く知られていない、韓国の島でとれる農水産物を知ってもらうために選んだ」と説明した。今回の贈り物は、カードも添えて今月12日から順次発送している。

7日■文在寅大統領の支持率続落49%

 調査会社の韓国ギャラップが発表した世論調査結果によると、文在寅大統領の支持率は前週に比べ4㌽下落した49%となり、不支持率は4㌽上昇し、就任以来最高の42%となった。文大統領を支持する理由としては「北との関係改善」(16%)が最も多く、「対北・安全保障政策」(11%)、「最善を尽くしている・頑張っている」(10%)、「庶民のための努力・福祉拡大」(9%)などが挙がった。一方、支持しない理由では「経済・民生問題の解決不足」(41%)が最多だった。

6日■李明博元大統領に懲役20年求刑

 約110億㌆(約11億円)の収賄罪など計16の罪状で起訴された李明博・元大統領の論告求刑公判が、ソウル中央地裁で開かれた。検察は、被告が「国民に委任された大統領の権限を私益追求の手段として乱用した」として懲役20年、罰金150億㌆、追徴金約111億㌆を求刑した。李被告は、自動車部品会社「ダース」を実質的に所有して約349億㌆を横領し、約31億㌆の法人税を脱税した罪や、ダースの米国での訴訟費用をサムスン電子に肩代わりさせるなどして約110億㌆を受け取った収賄罪に問われている。