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2019/05/24

<週間ダイジェスト>5月16日~5月22日

22日■スイスが北朝鮮へ500万㌦人道支援

 スイス政府が北朝鮮に対する人道的な支援として、4月に498万5045㌦(約5億5000万円)を拠出した。国連世界食糧計画(WFP)を通じ北朝鮮住民の栄養支援などに用いられる。国連人道問題調整事務所(OCHA)の集計で分かった。北朝鮮は食糧不足が深刻化していると指摘される。昨夏には台風や洪水の被害もあり、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)が救援物資を届けた。

21日■康外相、UAE外相と電話会談

 外交部は、康京和長官が前日夜にアラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相と電話会談したと発表した。昨年7月にリビアで武装勢力に拉致された60代の韓国人男性が先週解放されており、康氏はUAE政府が決定的な役割を果たしたとして謝意を伝えた。アブドラ氏は韓国人男性が無事戻ったことを喜びながら、「今後も両国が特別戦略的パートナー関係として緊密に協力していくことを期待する」と述べた。

20日■文大統領、デンマーク皇太子と面会

 文在寅大統領は、青瓦台(大統領府)でデンマークのフレデリック皇太子夫妻と面会し、「今回の訪韓が両国関係を発展させる契機になることを望む」として、「両国国民の心がより近くつながることを期待する」と述べた。両国は国交樹立60周年を機に今年を「相互文化の年」に指定し、多くの文化イベントを開いている。フレデリック皇太子は「今回の訪問は両国関係を一層強固にすることに目的がある」とした。

19日■DMZ「平和の道」第2弾6月開放

 政府は江原道・鉄原の非武装地帯(DMZ)周辺に整備した「DMZ平和の道」を6月1日から開放する方針を発表した。平和の道は民間人の立ち入りが制限されているDMZ周辺の3地域に整備され、4月27日には江原道・高城地域が一般開放された。鉄原ではDMZ韓国側の鉄柵路に沿って韓国戦争の激戦地だった「矢じり高地」にある非常駐の監視所(GP)まで徒歩や車両で移動する。DMZ内の非常駐監視所が民間人に開放されるのは南北分断後初めて。

18日■文大統領、5・18記念式典に出席

 文在寅大統領が、光州国立5・18民主墓地で開かれた第39周年5・18光州民主化運動記念式典に出席した。文大統領が就任後、光州での虐殺について直接謝罪発言をしたのは今回が事実上初めて。文大統領は「80年5月に光州が血を流して死んでいく時、光州と共にできなかったことが、その時代を生きた市民の一人として本当に申し訳ない」とし「公権力が光州で行った野蛮な暴力と虐殺に対し、大統領として国民を代表して改めて深く謝罪する」と述べた。 

17日■国際機関の対北支援に万㌦供与

 統一部は、国連世界食糧計画(WFP)と国連児童基金(ユニセフ)による北朝鮮の乳幼児や妊産婦への栄養支援など、国際機関の対北朝鮮支援事業に800万㌦の供与を推進すると発表した。統一部は「対北食糧支援問題は国民の意見を十分に取りまとめ、国際機関を通じた支援、または直接支援など具体的な支援計画を検討していく」と説明した。政府はまた、開城工業団地の韓国企業関係者が施設点検のために申請した訪朝を承認することを決めた。

16日■公選法違反の京畿道知事に無罪判決

 公職選挙法違反(虚偽事実公表)など4つの罪で起訴された李在明・京畿道知事の判決公判が、水原地裁城南支部であり、地裁はすべて無罪とする判決を言い渡した。李知事は実兄への強制入院指示と検事詐称、開発業績誇張の3件に関連し、公職選挙法違反や職権乱用の罪で昨年12月に在宅起訴された。無罪判決を受けた後、李知事は「司法が人権と民主主義の最後の砦ということを示した裁判所に深い感謝と尊敬の意を表する」と話した。